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平成23年8月31日水曜日

[sun]新クラス「シャドウ」および上位クラス(2011年9月実装)

といった感じで,ミッションの開始からシュバルツの討伐完了まで約40分を要した。ゲームオンのスタッフによると,レベル130以上のプレイヤーを揃え, 各自が相応の装備を着用していれば30分以内でクリアすることも十分可能とのことなので,腕に覚えのある人はぜひ挑戦してみてほしい。
また,これまで同様,このメインミッションを繰り返しクリアすると報酬をもらえるクエストもあるので,これらにも挑戦してみよう。




世界の真理を知る帝王が取った行動は正義か怨恨か

これまでのSUNの歩みをおさらいしよう


SUNは,正式サービス開始から2年半以上が経過している。各レベル帯に合わせたクエストが随時追加されてきたほか,バトルゾーンをはじめとするコンテ ンツが充実している。そのため,クエストを通じてストーリーを進めていくだけでもレベル120台に達することが可能だ。ここでは,これまで実装されたコン テンツをいくつか紹介しよう。

●「呪われた塔」(2008年7月実装)

フロアに登場するモンスターを倒しながら,塔を登っていくコンテンツ。10フロアごとにボスモンスターが登場する。各レベル帯に合わせて10~50階層の五つの試練が用意されており,「風の試練」の50階には,四天王の一人,カルバスが控えている。



●「堕落した寺院」(2009年7月実装)

総勢100名のプレイヤーとNPCが入り乱れて戦う,バトルロイヤル形式の大規模対人戦。最後まで残った一人に「優勝箱」が提供されるほか,一定人数を倒すと「景品箱」がもらえるなどのお楽しみ要素もある。



●新クラス「シャドウ」および上位クラス(2009年9月実装)

「シャドウ」はイグニスが率いる諜報機関という設定のクラス。範囲攻撃とデバフに長ける「カース」と,対人戦向きの「ダーク」という2系統のスキルを, 状況に応じて使い分けながら戦う。同時に,レベル115に達したプレイヤー向けに,既存4クラスの上位クラスも実装された。



●「地域占領戦 Battle of Area Domination」(2010年4月実装)

五つの専用エリアの占領権をめぐって戦うギルド戦で,各ギルド最大20人まで参加できる。週1回の開催で,制限時間は1時間。エリアごとに,占領した場合のボーナスが異なる。



気になるエピソード2は2011年春にお目見え

新大陸で意外な展開が待ち受ける?


さて,12月のアップデートでは,メインミッションの追加に合わせ,レベルキャップが135まで開放されるほか,フィールド「ヘロンの城 上層」が実装される。このフィールドには,約50種類のクエストが追加されるのだが,中にはエピソード2の伏線になるものも含まれているとのこと。
細かいところでは,シャドウ/エレメンタリスト/ヴァルキリーのスキルを一部調整したり,個人商店などのインタフェースを変更したりといったアップデートも含まれている。
また,便利アイテム「ラッキーアイテム」にも,「エテリアシステム」が適用され,外見を任意に変更できるようになるのも嬉しいところだ。
また,アップデート当日から,3週間限定のクリスマスイベントも開催される。村それぞれにクリスマスツリーが設置されるほか,NPC「サンタじいさん」が提供するクエストをクリアすることで,限定のアバターやアクセサリを入手できる。


気になる2011年春実装予定のエピソード2に関しては,先日の「ゲームオンLIVE 2010」(関連記事)で発表されたこと以上の情報はまだ入ってきていない。
しかし,SUNの運営プロデューサーを務める中川敬順氏は,韓国WEBZENの開発オフィスに出向いた際,飛行船に乗って新たな舞台となる「セリエント 大陸」に赴き,実際に歩き回ってきたとのこと。また中川氏は,「シュバルツ討伐後のストーリー展開には,プレイヤーの大半が驚くのではないか」と述べてい たので,大いに期待したいところだ。

「sun rmt」プレイヤteraーがすべきは,ひたすら戦うことのrmtみである。




そのあとも多数のモンスターを召喚したり,プレイヤーにスリップダメージをもたらす毒霧を放ったりと,いやらしい仕掛けが発動するのだが,それにめげず見事にエーテルブレインをストップさせると,次のエリアへ繋がるゲートが開く。
このエリアでは,過去に登場した9体のボスモンスターがパワーアップして登場するのだが,即座に乱戦状態になるため,「懐かしいなー」などと感傷に浸っている時間はない。プレイヤーがすべきは,ひたすら戦うことのみである。


9体のボスを退けると,三つの扉が登場。どれか一つが先に進める正解の扉というわけだが,ハズレの場合は扉の先にいるモンスターを殲滅して元の場所に戻り,もう一度扉を選択しなければならない。
なお,パーティを分けて同時に複数の扉に挑戦することもできるが,あまりオススメはしない。というのも,例え正解でもキーモンスター「ナルガル」または「ベヘモス」を討伐しなければ先に進めないので,パーティで一丸となって戦ったほうが結果的には早いからだ。
なお,三つの扉の選択は都合2回繰り返されるため,運が良くても2回,最悪の場合は6回戦うハメになる。


ミッションもそろそろ佳境に差し掛かったところで,最後の四天王「クラウセン」との対決となる。
詳しくは後述するが,四天王として最初に「カルバス」が姿を見せたのは,2008年7月のこと。実に1年半をかけて全員が出揃ったわけである。クラウセ ンもまた,ダメージが一定まで蓄積すると真の姿を現し,毒攻撃を放ってくるので,ウッカリ喰らって力尽きてしまった……なんてことのないようにしたい。


クラウセンを首尾よく討伐すると,いよいよシュバルツとの対決だ。シュバルツは,プレイヤーを一定距離まで弾き飛ばすスキルを多用するため,戦っていて結構イライラする。これに加えて,さらに一定のダメージ蓄積で四天王の魂を召喚するので面倒だ。
四天王の魂はカルバス,「ブルケルト」と「クラウセン」の2体,そして「ルマンカ」の順で登場し,それぞれを討伐するまでの間,シュバルツは攻撃してこない代わりに,こちらからのダメージも通らない。
苦労の末にシュバルツを引きずり出したからには,何としてでも倒したいところだが,やはり一筋縄ではいかないようだ。

【PR】ついにエピソード1がクライマックスを迎える! 新展開が始まる前にプレイしておきたい「Soul of the Ultimate Nation」


ゲームオンがサービス中の「Soul of the Ultimate Nation」(以下,SUN)は,MMOタイプのフィールドと,MOタイプの「バトルゾーン」を併せ持つオンラインRPGである。
2008年4月の正式サービス開始以来,本タイトルでは「エピソード1」のストーリーに沿ってアップデートが重ねられてきたが,2011年春には大きな 転換点となる「エピソード2」が,満を持して登場する。そのため,12月22日(水)に行われる大型アップデートでは,エピソード1の締め括りとなる重要 なコンテンツが実装されるのだ。


「エピソード2」で新大陸移動に使用する飛空挺

エピソード1の舞台となるのは,万物の生命の源「エーテル」によって支えられている「ブラキオン大陸」。
この大陸がある世界は「鏡次元」と呼ばれ,その上位と下位には対立する二つの次元が存在する。ブラキオン大陸上では,過去何世紀にもわたって,幾度も武 力衝突が繰り広げられてきたのだが,実のところそれは,別次元同士の戦いを具現化する鏡次元上の代理戦争だったのである。

その事実を知った帝王「シュバルツ・フランメ」は,二つの別次元に復讐を誓う。鏡次元から別次元に到達するには,莫大な量のエーテルエネルギーが必要だ と知った彼は,帝国軍を率い,圧倒的な戦力でブラキオン大陸を征服していく。その目的は,大陸上に存在するすべてのエーテルを手中に収めることである。
プレイヤーは,謎の女性「イグニス」が率いる反帝国勢力「ガイダンス連合軍」の一人となって,帝王シュバルツの打倒を目指しゲームを進めていく。

「Soul of the Ultimate Nation」
12月22日(水)アップデートの詳細ページ

「Soul of the Ultimate Nation」公式サイト


エピソード1の最後に待ち受けるのは

宿敵「帝王シュバルツ」との直接対決!


そんなエピソード1のトリを飾るのが,この12月のアップデートで,「ヘロンの城」地域に実装されるメインミッション「最後の戦い」である。
その名のとおり,シュバルツ・フランメとの最終決戦を描いた内容で,配置されたモンスターの強さや,ギミックの意地悪さなど,これまで以上に攻略が厳しいものとなっている。
このミッションには,関連クエストをクリアしている場合はレベル100から,そうでない場合はレベル130から挑戦可能。推奨レベルは125となっているが,かなり難度が高いため,実際はレベル130以上が望ましいだろう。

ミッションを開始して最初に指示されるのが,城の動力装置「エーテルブレイン」の破壊だ。装置を取り巻くように槍兵が控えているので,まずは彼らから倒さなければならない。ちなみに槍兵を攻撃すると,ワラワラと多数の雑魚が沸くので最初はビックリすることうけあいだ。


槍兵をあらかた片付けるとエーテルブレインを直接攻撃できるようになるのだが,ダメージの蓄積に応じてさまざまな仕掛けが発動する。護衛モンスターの召喚は当然として,厄介なのがパーティを分断する罠だ。
この罠は,プレイヤーのパーティを1~3人に分断し,最大四つの部屋にワープさせるというもの。パーティが再び合流するためには,それぞれの部屋でモンスターを殲滅しなければならないので,プレイヤー各自が相応の実力を持っていないとクリアできない。
また,頻繁に画面がブラックアウトするはずだが,これはモンスターの「ダークネスチェイサー」が使うブラインドスキルの効果である。

平成23年8月30日火曜日

「Soul of the Ultimate Nation」の世界観をベースに開発されたモバイルRPG「S.U.N Episodeモバイル」,Mobageで本日サービス開始

 ゲームオンが運営するMMORPG「Soul of the Ultimate Nation」(以下,SUN)の世界観をベースに開発されたモバイル向けRPG「S.U.N Episodeモバイル」のサービスが,ディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」で本日(2011年3月29日)開始された。プレイ料金は無料で,アイテム課金制が採用されている。


「Soul of the Ultimate Nation」公式サイト


本作は,SUNで展開されるストーリーのうち,「エピソードI」を踏襲したタイトルになっている。プレイヤーは,生命の源「エーテル」によって支えられているブラキオン大陸を舞台に,謎の女性「イグニス」率いる反帝国勢力「ガイダンス連合軍」の一員となって,帝王「シュバルツ・フランメ」の打倒を目指し,冒険を繰り広げていくのだ。

ゲームは,ブラキオン大陸の各地域で連合軍から受けた指令をこなし,各地域に君臨するボスに挑戦していくという流れになっている。バトル終了後に手に入るお金と素材を利用して,武器をどんどんパワーアップし,より強力なボスに挑もう。
また本作では,ほかのプレイヤーとパーティを組んで戦いに臨むこともできる。気の合う仲間と共に,立ちはだかる敵を蹴散らしていこう。


このほか,SUNとの連動要素として,PC版/モバイル版の限定アイテムが獲得できるイベント/キャンペーンが,今後随時開催されていくとのことだ。 SUNのプレイヤーや,これから「S.U.N Episodeモバイル」を始めようと思っている人は,イベント/キャンペーン情報を小まめにチェックしよう。

モバイルゲーム「S.U.N Episode モバイル」ゲーム概要

■タイトル名:S.U.N Episode モバイル
■配信開始日:2011年3月29日(火)
■料金体系:基本プレイ無料、アイテム課金制
■利用方法:「Mobage」への無料会員登録後、利用可
■URL:http://pf.mbga.jp/12005016

■ゲームの特徴
▽3D画像を使用した高いグラフィッククオリティ
製作費12億円をかけたPC版の最高レベルのハイクオリティ・グラフィックを使用し、3Dレンダリング素材を最大限活かしたゲーム画面は、携帯でも迫力満点です。

▽圧倒的なモンスター数、アイテム数
PC版に登場するモンスター、武器、防具、装備など数百点に及ぶ大量のアイテムを搭載しています。
豊富なアイテムバリエーションで、自分のプレイキャラクターを様々にカスタマイズできます。

▽PC版『Soul of the Ultimate Nation』との連携
今後、それぞれの限定アイテムが獲得できる連動のイベントやキャンペーンを行うなど、PC版とモバイル版双方から「S.U.N」を盛り上げていく予定です。

■ゲーム概要
▽ストーリー
舞台は、万物の生命の源“エーテル”によって支えられる地「ブラキオン大陸」にある「ガイスト帝国」。
帝国は、不滅の帝王“シュバルツ・フランメ”が統治する。プレイヤーは、謎の女性「イグニス」率いる反帝国勢力「ガイダンス連合軍」の一人となって、帝王“シュバルツ・フランメ”の打倒を目指し冒険を進めていきます。

▽ゲームの進め方
「ブラキオン大陸」の各地域を探索し、「連合軍」から与えられる指令をクリアしながら、プレイキャラクターを育成していきます。基本となるプレイは、マイページから選択できる「MAP」から探索に出て、各地域にいるボスの討伐を目指します。
(ボスを討伐することで次の地域に進むことが可能になります。)

各地域ごとで出される指令(クエスト)の対象モンスターと戦っていくことで、ボス戦に挑戦できる条件がそろいます。戦闘により、ゲーム内通貨 (ハイム)や武器・防具強化の素材が手に入ります。
それらを使うことで、強い装備品を獲得することができ、戦力を強化していくことができます。

冒険が進むにつれて敵との戦闘や与えられる指令内容も難しいものになっていきます。
他のプレイヤーと仲間になることができ、 1人ではクリアできないクエストでも、協力してクリアしていくこともできます。

「SUN」,2つのサーバーが統合された新サーバー「オズワルド」本日オープン

オンラインRPG 『Soul of the Ultimate Nation』
新しい仲間との出会い!サーバの統合を実施

株式会社ゲームオン[本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:李 相燁(イ サンヨプ)]が運営する、MMORPG(※)『Soul of the Ultimate Nation』(ソウルオブジアルティメットネイション)において、本日2011年3月30日(水) に「シュバルツ」サーバと「ロシュフェルト」サーバを統合し、新たに「オズワルド」サーバをオープンいたしました。

サーバ統合は、プレイヤーの皆様にこれまで以上に快適かつ充実したゲームプレイ環境と、一緒にプレイを楽しめる多くの新しい仲間と出会いを提供し、 「MMOならではのコミュニケーション」が今以上に活性していくことで、本作をもっと楽しんでいただきたいという考えから、今回の統合を決定いたしまし た。

このたび、統合を行うのは「シュバルツ」サーバと「ロシュフェルト」サーバです。この2つのサーバを統合することによって新たに「オズワルド」サーバが誕生いたします。

また今後『Soul of the Ultimate Nation』では、壮大な物語と多くの困難がプレイヤーを待ち受ける「エピソードII」の実装を予定しております。「エピソードII」の実装では、新た な大陸へ進めるだけでなく、プレイが もっと楽しくなるようなシステムへの変更など『Soul of the Ultimate Nation』が大きく生まれ変わりますので、ぜひご期待ください。

※MMORPGとは
Massively Multi Player Online Role Playing Game/ 多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム


新たな仲間と共に!2つのサーバを統合!
既存の「シュバルツ」サーバと「ロシュフェルト」サーバの2つを統合し、新たに「オズワルド」サーバが誕生いたします。

今後の「エピソードII」実装により、更なる困難と新たな強敵がプレイヤーの前に立ちはだかるでしょう。

今回の統合により、プレイヤーには新しい出会いが待っており、 「仲間とともに強敵に立ち向かう」ことを中心としたゲーム内においてのコミュニケーションを、これまで以上に充実させることができます。

★サーバ統合については、注意点がございます。
注意点につきましては、下記のお知らせページをご確認ください。

↓サーバ統合のお知らせはこちら

「Soul of the Ultimate Nation」が大きく生まれ変わる大型アップデート「エピソードII」。運営チームと開発元が語るその魅力

韓国のWEBZENが開発し,ゲームオンがサービスしているMMORPG「Soul of the Ultimate Nation」(以下,SUN)で,本作が大きく生まれ変わる大型アップデート「エピソードII」が 7月中に実装される。エピソードIIの実装では,SUNのゲームシステムに大幅な変更が加えられるため,正式実装を前に公開テストが2011年4月に行わ れた。あまりにも変更点が多かったせいか,テストに参加したプレイヤーからは厳しい意見が多く,それらをもとにゲームオンとWEBZENが話し合い,アッ プデート内容を再考したという。そもそも運営中のタイトルに,なぜそこまで大きな変革を求めたのか。また,公開テスト後にはどんな意見が寄せられ,それら をどのように活かしているのかなどを,運営アシスタントプロデューサーであるゲームオンの稲垣順太氏と,開発プロデューサーであるWEBZEN SUN Studioのチョン・マンソン氏に聞いてみた。


「Soul of the Ultimate Nation」公式サイト



多くのプレイヤーが楽しめるようにシステムを再構築


「SUN」は2008年に日本でのサービスが始まり,今年で3周年を迎えた。MOとMMOの両方の要素を組み合わせたシステムなどが受け,日本に限らず韓国や中国などでも高い評価を得ている。

本作の開発プロデューサーを務めるマンソン氏は,本作が成功した理由として,「グラフィックスのスタイリッシュさ」と「快感が味わえるアクション性」を 挙げた。もちろん100点満点というわけではなく,育成の自由度が高すぎるために戸惑ってしまうプレイヤーがいることや,コミュニティ要素が不足している ことなどを欠点として指摘した。
そして,そういった欠点をなくし,さらに多くの人がもっと楽しく快適にプレイできるゲームに仕上げるために,根本的なところから作り変えるのがエピソー ドIIであるという。アップデート実装以降は「高レベルになるまではクエストを中心に流れに乗ってプレイして,高レベルに達してからは,戦略性の高いコン テンツが楽しめる」(マンソン氏)ようになるという。

WEBZEN SUN Studioのチョン・マンソン氏
ゲームオンの稲垣順太氏

まずはそんなエピソードIIの概要を紹介しよう。大きなトピックとしては「新大陸」の追加,スキルシステムのリニューアル,「ソケットシステム」などが挙げられる。新大陸は砂漠や熱帯雨林などが多い地域で,いままでの大陸とは雰囲気がまったく異なるという。またそこで,今までプレイヤーの味方であった「イグニス」との戦いが始まるのだ。

スキルシステムは,“スキルポイント”と“熟練度”の2種類のポイントを分配して習得する仕組みから,シンプルなスキルツリー方式に変わる。スキル習得 の方法が根本的に刷新されるため,エピソードII実装後に,全プレイヤーキャラクターのスキルが一旦リセットされ,ポイントを振り直すことになるのだ。

ソケットシステムは,属性の効果が従来よりも大きく上がるようになり,駆け引きの要素がアップする。これに伴い,ソケットにセットするための「ザード」 を不要なアイテムから生成できる「キューブシステム」や,移動速度アップなどのバフ効果を選べるようになる「カスタムパッシブシステム」が実装される予定 だ。こういったシステムが実装されることにより,「これまでは武器やスキルによってキャラクターの強弱が決まっていたが,これからは属性による相性の要素 が強くなる」さらに,「何度もGvGで戦っていくうちに『このギルドが相手なら,こういった属性で攻めよう』といった読み合いの要素が加わり,いままで以 上に楽しめる」と稲垣氏は,その魅力を語った。
マンソン氏も「今回のシステムでは,ソケットにどういったザードを組み込むかによって戦法やキャラクターの強さが大きく変わります。“新しく追加したも の”と“リニューアルしたもの”を1つのセットとして組み立てていけば,さまざまな戦術が楽しめるでしょう」と,見どころを強調した。

さらに今後の方向性についてマンソン氏は,「高レベルに達するまでは,流れに乗っていろいろなシステムを楽しめる」というコンセプトを踏襲しつつ,「よ り多くのプレイヤーがSUNを楽しめるようにしたい」と述べ,ゲーム内のコミュニケーションシステムの強化をその具体例として挙げた。また,新規コンテン ツのほかにも,GvGのバランス調整といった,既存コンテンツの見直しも検討しているそうだ。


日本プレイヤーの要望を取り入れた改善を実施


エピソードIIは,韓国で2011年2月に実装された。しかし,システムを大規模に刷新したことにより,韓国人プレイヤーからは否定的な意見が多かったそうだ。
マンソン氏によると,高レベルプレイヤーからは「現在のSUNの楽しさが失われてしまう」といった反応が多かったそうで,エピソードIIの実装直後にSUNをやめてしまった人がかなりいたという。
しかしその混乱は次第に落ち着き,一度はプレイをやめた人も復帰。新規プレイヤーも増え,最終的にはアップデート前よりも全体のプレイヤー数は増加した。
なかには引退時にエリート装備(いわゆるレア装備)を手放し,あとでプレイを再開して「どうしてエリート装備を売ってしまったんだ」と後悔している人もいるという。


韓国ではなんとか受け入れられたエピソードIIだったが,ゲームオンではそのまま実装することを選択せず,2011年4月に韓国版と同じものをプレイヤーに試してもらい,意見を集めた。
日本人プレイヤーから寄せられた意見の多くは,バランスを調整するために性能を落としたエリート装備と,スキルツリー制導入にともなって削除されたスキ ルに対する不満だ。どちらも全体のバランスを取るために調整された項目だったのが,こういった意見を受けたゲームオンとWEBZENは仕様を再度見直し た。現在実施されている公開テストのバージョンでは,これらの内容が調整されている。

開発者としてゲームの未来を考えて行った変更だったため,「要望をそのまま反映するとゲームが簡単になりすぎてしまうと思いました。ですが,お客さんが 『口に合わない』と言うのであれば,いくら高い材料を使った料理でも,それは美味しくないものだと思います。したがって日本の皆さんの口に合うように作る のがベストであると考えて,今回の調整を実施しました」といった葛藤ののちに,実装に至ったとのこと。

公開テストを行い,その反応をゲームに反映するというのは,おそらくかなりの手間だ。数年前であれば韓国と同じバージョンがそのまま実装されていた可能 性が高い。だが,ゲームオンとWEBZENは付き合いが長く,信頼関係が構築されているために,そういった対応が可能だったそうだ。

稲垣氏はスタートからSUNに携わってきているだけにプレイヤーの気持ちが分かり,韓国版をそのまま実装することはどうしても避けたかったという。そんな稲垣氏の思いもあり,エピソードIIには日本人プレイヤー向けにアレンジが加えられている。稲垣氏は,運営とプレイヤーとの距離をさらに近づけたいという気持ちが強く,こういった対応はその表れといえるだろう。

なお,このアレンジが加えられたバージョンは,韓国版にも実装されており,好評を得ているという。つまりゲームオンがまとめた日本人プレイヤーの要望を 反映したものが,韓国人プレイヤーにも受け入れられているわけだ。そして,マンソン氏と稲垣氏の二人とも「実際に遊んでもらえれば,その面白さが分かって もらえる」と自信をのぞかせていた。また,ゲームの導入部分がこれまで以上に易しくなっており,ゲームシステムに慣れやすくなっているという。
もちろん,最終判断は各プレイヤーに委ねられるが,両名が言う通り,遊んでみないことにはなにも分からない。まずは公開テストに参加して,新しく生まれ変わったというSUNを,ひと足先に体験してみよう。

平成23年8月29日月曜日

「 WotLK」でWoWを無料お試しプレイしてみよう

「トライアル」でWoWを無料お試しプレイしてみよう


先述したとおり,WoWにはすでに2つの拡張パック(tBCとWotLK)がリリースされており,今年12月には3つめとなるCataclysmがリ リースされる。以下に,拡張パックの有る無しでどのような違いが生まれるのか,簡単にまとめてみた。WoWの現役プレイヤーからは突っ込みどころ満載とな りそうな表だが,おおむね,このようになっている。
便宜上,拡張が何もついていないWoWを「WoWベーシック」と呼ぶことにした。当然だが,拡張パックで新たに追加された種族やクラスは,WoWベーシックのみのプレイヤーには選択できない。


WoWベーシック

種族:8種族
クラス:9クラス
プロフェッション:6つ
Lv上限:60

The Burning Crusade

種族:DraeneiとBlood Elf
クラス:追加なし
プロフェッション:Jewelcrafting
Lv上限:70
※tBCのコンテンツを遊ぶためにはWoWベーシックが必要

Wrath of the Lich King

種族:追加なし
クラス:Death Knight
プロフェッション:Inscription
Lv上限:80
※WotLKのコンテンツを遊ぶためにはtBCとWoWベーシックが必要

Cataclysm

種族:Worgen,Goblin
クラス:追加なし
プロフェッション:Archeology
Lv上限:85
※Cataclysmを遊ぶためにはWotLKとtBCとWoWベーシックが必要


無料お試しプレイ可能な「Trial」(トライアル)で提供されているクライアントは,WoWベーシック相当だ。トライアルの期間は10日間で,これは「トライアルに登録した日から現実世界の時計で10日間」となっている。逆に言えば,この10日間はどれだけ遊び倒しても大丈夫だ。
なお,トライアルには以下のような制限がある。

・Lv上限は20
・アイテムのトレードができない
・オークションハウスは利用できない
・所持金額の上限は10ゴールドまで
・Lv20以上のプレイヤーとグループを組めない

などだ。とくに2番目と3番目の制限は残念だが,以前にトライアルのアカウントを悪用した迷惑行為が横行したことで,このようになっている。それでもWoWを触れる絶好の機会であることに変わりはないし,トライアルで育てたキャラクターは正規登録後も使用可能だ。


Battle.netに登録しよう


「Battle.net」とは,Blizzardが提供するオンラインのプラット フォームだ。イメージとしてはHangameやPlayNCなどに近く,Blizzard製品のオンラインプレイは,基本的にここで管理されている。 2009年の10月を機に,WoWのアカウントもBattle.netのアカウントに統合された。
ちなみに「StarCraft」や「Diablo 2」「Warcraft 3」などのBlizzardタイトルを所有しているプレイヤーは,Battle.netにCDキーを登録することで,以後はデジタルダウンロードがいつでも可能になる。
それではさっそくBattle.netに登録してみよう。

Wrath of the Lich King :トレードはオークションハウスで楽々

レベル上限到達までが速く,楽しい


キャラクターが完成したら,種族ごとのスタート地点に飛ばされ,いよいよゲーム開始だ。
初期のゾーンからの誘導・チュートリアルは懇切丁寧に作られている。1つめのクエストはモンスターへの攻撃の仕方,2つめのクエストは収集アイテムの拾 い方,3つめは少し離れたエリアの探索といった具合に,自然とゲームの遊び方を学ぶことができる。クエストによって得られる経験値は非常に多く,序盤のレ ベルは,クエストをこなしていくことで自然と上がっていく。
レベルが上がることで新たなスキルを習えたり,「Talent」と呼ばれる方向性特化ポイントを得られたり,高位の装備が手に入るゾーンへと誘導された りしていく。このあたりは日本のシングルプレイRPGの手応え・面白さに通じる点も多く,自分の出来ることがどんどん増えていく喜びは,RPGで遊んだこ とのある人なら誰もが知っていることだろう。


運営元のBlizzardは,ゲームの初心者が最初につまづいて遊ぶのをやめてしまうポイントを過去の事例から徹底的に調べ上げて,初期ゾーンですら今なお調整が行われており,あらゆる問題点を潰していっているのだ。


スピード感のある戦闘テンポ,快適な移動手段


ソロプレイで,“適正レベルのモンスター1匹”を倒すのにかかる時間は,長くても20秒程度,スキルを駆使すれば3秒で倒せたりもする。グループ(パーティ)を組めばテンポは一層良くなり,ソロでは苦戦する格上のフィールドクエストも,サクサクこなせるようになる。

5人でグループを組んで攻略する「Instance」(インスタンス)と呼ばれるダンジョンでは,お互いの連携が重要になるが,よほどの無理をしない限り全滅することはない。ちなみに,キャラクターが死亡することによる経験値ペナルティなどは一切ない。


なお,町と町をつなぐ主な交通手段は「飛行」だ。NPCが提供しているグリフォンやワイバーンに乗ると,自動で目的地へと運んでくれる。クエストを進め て活動エリアを広げていくうちに,自然と各所を繋ぐポイントが増えて,大陸を開拓し終わる頃には,どこへでもひとっ飛びで行けるようになる。
また「Mount」(マウント)と呼ばれる,キャラクターが個人的に所有できる乗り物も存在する。Mountを使えば,陸地を普段の倍の速度で移動したり,空を自由に飛んで山や川を越えたりすることも可能だ。


トレードはオークションハウスで楽々


MMORPGに欠かせないアイテム交換/売買だが,WoWでは種族ごとの首都にオークションハウスが存在し,そこへアクセスすることでアイテムの出品,落札などが行える。

出品:
自分のカバンにあるアイテムを登録し,開始値と即決価格,そして終了までの時間を設定すれば,あとはすべて自動で行われる。落札されたらメールボックスにお金が振り込まれ,誰にも入札されなかったアイテムはメールで返却される。

落札:
欲しい出店アイテムに最高値で入札して競り勝ったら,それも即座にメールボックスへ届けられる。オークションハウス機能によって,日本で遊ぶ場合も時差を気にせず海外のプレイヤーと豊富な取引が出来るわけだ。


WoWは,ほかにも多くの「快適」と感じられる要素が各所に散りばめられているのだが,逆に「WoWだけが持つ唯一無二の要素!」というものは少ない。MMORPGを構成する,一つ一つの要素の完成度が高いことの積み重ねが,WoWの価値を高めているのだ。
グラフィックスは決して高精細ではないし,専用のドラマティックな戦闘BGMがボスごとに用意されているわけでもない。しかしながら実際に遊んでみると,キャラクターの動きやNPCの豊かなスクリプトがゲームとして小気味良く,高級感あふれるゲームに感じられる。



必要なPCスペックは高くない
なんとMac版とWindows版が同じ世界で遊べる


公式によるWoWの動作推奨スペックは,2010年11月現在,以下のようになっている。

OS:
Windows XP 32/64-Bit(SP3)
Windows Vista 32/64-Bit(最新のSPに更新済みのもの)
Windows 7 32/64-Bit(最新のSPに更新済みのもの)

CPU:
デュアルコアCPU以上(Intel Pentium D または AMD Athlon 64 X2以上)

メインメモリ:
1GB以上(Vistaは2GB以上)

グラフィックスカード:
Vertexとピクセルシェーダーに対応した,128MB以上のVRAMを搭載したもの(ATI Radeon X1600 または NVIDIA GeForce 7600 GT以上)


数年前はそこそこ値段の張った構成だが,今ならこれよりはるかに高性能なPCが安価で手に入る。上記の推奨環境とほぼ同じPCなら,ゲーム内の混雑する エリアを除けば毎秒60フレームを問題なく描画できる。クアッドコアCPUにGeForce GTX 460といった今どきの環境があれば,さらに快適にWoWで遊べることだろう。

また,WoWは「Mac OSでも動作する」という点にも注目したい。Blizzardのゲームは基本的にWindowsとMacの両方に対応しているので,Macがメインの読者 も,ぜひこの機会にWoWでMMORPGというものに触れてほしい。もちろんMac版でもWindows版と同じ世界にログインでき,Mac専用サポート も用意されている。